快楽
2026年2月27日
読み方で大きく意味が変わる代表格のような用語です。「かいらく」と読みますと、我々の願望が叶ったときの喜びの興奮状態を快楽と言います。日々の生活のなかで、大小さまざまな快楽を感じながら我々は生きています。
しかしながら、快楽には、破滅へと導く快楽もあります。この類の快楽は、甘すぎるジュースを飲むようなもので、またすぐにのどが渇き潤いを求めるのです。これを仏教では「渇愛」といいます。
「快楽」を「けらく」と読みますと仏教用語になります。お経の中に出てくる「快楽」の使い方を見てみましょう。阿弥陀如来の成り立ちが説かれる『大無量寿経』には、
「彼の仏国土は清浄安穏にして微妙快楽なり」
(阿弥陀如来の極楽浄土は、清浄で安らかで穏やかで、なんとも心地がいい)
とあります。我々の五感を刺激するような快楽とは反対です。清らかで安らかで穏やかだから、ずっと快楽を得られるのです。「かいらく」と「けらく」の違いを是非知って下さい。