快楽

 読み方で大きく意味が変わる代表格のような用語です。「かいらく」と読みますと、我々の願望が叶ったときの喜びの興奮状態を快楽と言います。日々の生活のなかで、大小さまざまな快楽を感じながら我々は生きています。

 しかしながら、快楽には、破滅へと導く快楽もあります。この類の快楽は、甘すぎるジュースを飲むようなもので、またすぐにのどが渇き潤いを求めるのです。これを仏教では「(かつ)(あい)」といいます。

 「快楽」を「けらく」と読みますと仏教用語になります。お(きょう)の中に出てくる「快楽(けらく)」の使い方を見てみましょう。阿弥陀(あみだ)如来(にょらい)の成り立ちが説かれる『大無量寿経(だいむりょうじゅきょう)』には、

()(ぶっ)国土(こくど)清浄(しょうじょう)安穏(あんのん)にして微妙(みみょう)快楽(けらく)なり」

阿弥陀(あみだ)如来(にょらい)極楽(ごくらく)浄土(じょうど)は、清浄(しょうじょう)で安らかで穏やかで、なんとも心地がいい)

とあります。我々の五感を刺激するような快楽とは反対です。清らかで安らかで穏やかだから、ずっと快楽(けらく)を得られるのです。「かいらく」と「けらく」の違いを是非知って下さい。

saikohji
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