外道
2025年11月25日
「この外道が!」
どこか聞いたことがある台詞です。外道とはどんな意味なのでしょうか。広辞苑を引いてみましょう。
一、仏教以外の教え 二、真理にそむく説、邪説 三、災難をもたさすもの、悪魔 四、邪悪の相をあらわした仮面 五、他人をののしっていう語 六、釣りで目的の種類と違って釣れた魚
釣りが出てくるとは思いもしませんでした。冒頭の「この外道が!」は何番でしょうか。三か五という所でしょうか。
さて、最初に出てきたのが仏教以外の教えです。お釈迦様がおられた頃の仏教以外の教えを外道といい、その代表格を六師外道と言いました。このような教えです。
・善悪の報いはない ・すべては物質の集合体で、物質自体は不変 ・死んだ後は無 ・すべては運命 ・あるとも考えないし、ないとも考えないと判断を保留する ・ジャイナ教
これらの中には、現代人でも同じような考えを持つ人がいるのではないでしょうか。「死んだら無、おしまい」「今だけが楽しければいい」
いずれも外道です。