気を付けたいこと
『はちすの露』より 良寛さんの言葉
1 言葉の多き 2 物言いの際どき
3 口の速き 4 話の長き
5 問わず語り 6 講釈の長き
7 差しで口 8 ついでなき話
9 手柄話 10 自慢話
11 公事の話 12 あらそい話
13 不思議話 14 物言い果てしなき
15 公儀の沙汰 16 へらず口
17 人の言いきらぬうちに物言う 18 子供を誑(たら)す
19 ことばの違う 20 たやすく約束する
21 よく心得ぬことを、人に教える 22 事ごとしく物言う
23 厳(いか)つがましく物言う 24 引言の多き
25 ことわりの過ぎたる
26 あの人に言うべきことを この人に言う
27 その事を果たさぬうちに この事を言う 28 へつらう事
29 人の話のじゃまする 30 侮ること
31 しめやかなる座にて、心なく物言う
32 人のかくす事を、あからさまに言う
33 事ごとに人のあいさつ、聞こうとする 34 顔を見つめて物言う
35 酒に酔いて理を言う 36 腹立てる時 理を言う
37 酒に酔いたる人に理を言う 38 早まり過ぎたる
39 親切らしく物言う 40 おのが氏素性の高きを人に語る
41 人のことを聞き取らずうちにものゆう
42 推し量りのことを真になして言う
43 悪しきと知りながら言い通す
44 言葉とがめ 45 物知り顔に言う
46 さしたる事もなきを細々と言う
47 見る事、聞く事ひとつひとつ言う
48 説法の上手下手 49 役人の良し悪し
50 よく物の講釈をしたがる 51 子供の小癪なる
52 老人のくどき 53 若い者の無駄話
54 仕方はなし 55 首を捻りて理屈を言う
56 声色 57 引言の違う
58 口をすぼめて物言う 59 押しの強き
60 珍しき話の重なる 61 息もつきあわせず物言う
62 所に似合わぬ話 63 好んで唐(から)言葉を使う
64 人の理を聞きとらずして、己が理を言い通す
65 口まね 66 田舎者に江戸言葉
67 都ことばなどを覚えて、したり顔に言う
68 よく知らぬことを憚りなく言う
69 寝入りたる人を慌しく起こす 70 聞き取り話
71 人に会うて都合良くとり繕うて言う
72 間の切れぬように物言う 73 技を無造作げに言う
74 説法者の弁を覚えて、あるいはそら痛まししこそと、嘆き悲しむ
75 貴人に対していたしまする 76 悟りくさき話
77 学者くさき話 78 茶人くさき話
79 風雅くさき話 80 うはの口きく
81 さしてもなき事を論ずる 82 節もなきことに節を立てる
83 人の器量のあるなし 84 欠伸と共に念仏
85 幸いの重なるとき、物多くもらうとき、ありがたき事言う
86 人に物くれぬさきに、なになにやろうと言う
87 くれて後その事を人語る
88 ああいたしました、こういたしました、ましたましたの重なる
89 俺がこうした こうした
90 鼻であしらう