功徳
2024年7月25日
功徳
お釈迦様は悟りを開かれた後、これを人々に説くかどうか迷われました。そして、梵天というインドの神様が要請をして、伝道が始まりました。戒律を守り、行を修め、功徳を積ませることにより、人々をさとりへと導いていかれました。
後に、出家者を支える在家の人々のための仏教が生まれました。大乗仏教といいます。行者が積み上げた功徳を他へ振りむけるようになります。その極地が、阿弥陀仏の本願力です。自らの功徳をどのようなことがあっても伝えると誓われています。お盆参りで読む『重誓偈』に出てきます。『重誓偈』とは、阿弥陀仏の誓いの要点が説かれています。
為衆開法蔵広施功徳宝
人々の為に教えを説き明かし功徳の宝を広く施そう
我至成仏道名声超十方究竟靡所聞誓不成正覚
私が仏(阿弥陀仏)となり私の喚び声(南無阿弥陀仏)がすべてを超えてあなたの元に届かないならば決して仏とはならない浄土真宗が念仏を大切にする理由はここからきています