私にとって「勉強すれば上手になる」ひとよりも「いくら勉強しても上手にならない人もいる」ということのほうが遥かに勇気を与えてくれる 『木槿の花』山口瞳より この安心感は、親鸞聖人がいくら修行をしても煩悩を断てず、わが身のあさましさをいただかれたことと共通しているかと思われる。ここにみんな引き寄せられている。