家康が三方ヶ原の戦で大敗をし、城へやっとのことで戻った際、絵師に自らの絵を描かせた。一番情けない姿をさらけ出したのだ。自らのあさましさ情けなさをみつめていくしなやかさは、浄土真宗にも通ずるところなのです。阿弥陀如来はすべてを包むのですから。