幕末から明治にかけて活躍された尼僧蓮月尼にはこんな言い伝えがある。幕末、京都から東へすすむ官軍の将西郷隆盛に蓮月尼が近づくと、句を書いた短冊を渡した。討つ人も討たるる人も心せよ同じみ国の御民ならずや 西郷は、それを読むとふかくうなずき東へと向かった。