明治時代のある臨済宗のお寺での話 師が風呂に入ると熱かったので水を入れるようにと弟子に頼んだ。弟子が手桶で水を入れ、わずかな水が桶の中に余っていた。それを地面にまいた。すると師が「ばかもの!大は大、小は小で使い道がある。なぜ少しの水でもそれを生かして使わぬか。」と一括されたという。物を生かすことこそ、もったいがあるのである