お盆の法要が始まっている。読経の前に表白を読む。法要の趣旨を仏前で申し上げるのだ。表白では、お盆の成立等を述べる。餓鬼に落ちた母をすくう物語である。自分さえよければと餓鬼道に落ちた要因を述べたところで、これは私の事ではないのかと思った。我が割れ我は特に台風の時にでやすい。うちには来てくれるな、それてよかったねと、他へ行くことを望んでいるのである。餓鬼へ落ち行くものを弥陀はすくわれる件で、なみだが出てきたのである。