陰口に対して蓮如上人は・・・

常には我が前にては言わずして後言いふとて腹立することなり。我はさようには存ぜず候。我が前にて申しにくくば、陰にてなりとも我が悪き事を申されよ、聞きて心中を直すべき由申され候。

「一般的には直接自分の前では言わずに陰で悪口を言ったと言うことで腹を立ててしまうのであるが、私はそうは思わない。自分の前で言い難いようであったら、陰でもよい、私の間違っている点や気付かぬ至らぬ点があったら言って欲しい、間接にでも聞いて改めてゆきたい」と言われたということです。

『蓮如上人御一代記聞書』より

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