ミミズのダンス

夏に目にする光景のひとつ。ミミズがコンクリートやアスファルトの上で干からびて死んでいる。
時折、熱くなったアスファルトの上でミミズが熱い熱いとダンスをしている。その度におもうのだ。なぜここに出てきたのかと。土にいればこんなことにはならなかったじゃないか。もしくは、コンクリートに出た瞬間に戻ればいいじゃないか。なぜそれができない。コンクリートの向こうにはお前の望むものはあったのというのか。
つまるところ、自らの煩悩に焼かれたのである。つまるところ、吾輩の事である。

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