鎌倉時代の僧夢窓国師にこんな逸話がある。天竜川を渡ろうと乗り合いの舟に乗った際、短気な武士から鉄扇で打たれる。国師は平然と 打つ人も打たるる人ももろともにただひとときの夢のたわむれと読んだ。すると武士は涙を流しながら弟子にしてほしいと懇願した。