宗教体験というと神秘的に聞こえるが、親鸞聖人の宗教体験は、自分は救われるはずのない愚か者で地獄行きのものであると自覚する事であった。そして、そのような身だからこそ阿弥陀如来は捨て置かないという気づきであった。