ある通夜での出来事。感染症対策として、来られない方のあいさつ文が式の前に読まれることになった。とある大会社の社長のあいさつ文に引っかかった。最後の一文に ”この不幸をどうぞ乗り越えて言ってください” とあったのだ。これはいただけない。不幸と他人が何故決めつけるのか。死を不幸というならば、人類史上みんな不幸で終わったことになる。何気なく使っている言葉の中に、知らず知らずに人を傷つけている場合がある。だから常に我が身を振り返る時が必要なのです・