誰がために寺はある
2024年6月10日
とある、伝統的な本堂があるお寺さんのお話。
本堂が建て替えてから20年も経っていない。
あらゆるところに宮大工が入り、参詣の方々を魅了している。
ところが、ないのだ。冷房が。伝統的な建物は風通しがいいというが、昨今の暑さは限度を超えている。
今から冷房を入れたらいいじゃないですかと聞くと、それはできないようだ。冷房は湿気が発生する。湿気は、無垢材の大敵であるそうだ。
誰のために寺はあるのだろうか。何のために寺はあるのだろうか。
真宗にとっておさえるところは、人々が、仏法を聞きやすい場所にすることが先決だと思うのだが。