苦労を豊かに

詩人の吉野弘氏がTVで見たシーンだ。
炭鉱事故で言葉が不自由になった人が、単語カードを組み合わせることで会話をするという練習をしていた。
「苦労を」と「豊かに」を組み合わせた。
「暮らしを」ではない。
そこから、『豊かに』という誌が生まれた。
仏教は一切皆苦と説く。人生思い通りにならない苦であるという。
だから、これを除くのではなく豊かにしていく道が仏道である。
苦労の受け止め先は既に用意されている。阿弥陀仏の懐だ。南無阿弥陀仏

saikohji
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