結構
2025年9月24日
結構は、現代では意味が変わりやすい言葉のひとつではないでしょうか。
「結構なお手前で」十月に開催されるお茶会に是非参加して下さい。この場合の結構は、とても準備され、立派であるという賞賛の意味が込められます。
お店などで、○○どうですかと勧められた時に、結構です。というと断りの意味になります。
広辞苑を引いてみましょう。
➀かまえつくること。組み立てること➁たくらみ。もくろみ。計画③したく。用意④申し分のないこと。よいこと。⑤気立てのよい事。好人物であること。⑥これ以上は望まない事。十分。たくさん。
このように意味が多岐にわたります。
お経にも結構という言葉はでてきます。この場合は、➀や④のように、よく整えられているとか立派であるという意味で出てきます。⑥の否定の意味で用いることはまずありません。同じ言葉でも、時代が変わると意味が変わることがありますので注意して見ていきましょう。