看脚下

先日、法事の時にお参りの方に教えていただいた仏教の言葉です。おそらく臨済宗の禅の言葉です。

中国の禅僧、法演が、真っ暗な夜道で明かりが消えた時、弟子たちに「どうするか」と問いかけました。他の弟子たちが壮大な詩を詠んだのに対し、一人の弟子である圜悟克勤が「看脚下(足元を見なさい)」と答えたところ、法演は「正にそれだ」と絶賛しました。これは、人生はどうなるのかわからない。理想や遠い目標だけでなく、まず足元の現状を冷静に把握することが何より大切であるという教訓です

saikohji
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