浄土真宗を理解するのに主客逆転に注意

とあるお寺さんの掲示板をみた。

「青色青光 黄色黄光 赤色赤光 白色白光 私色私光」

阿弥陀経の中の蓮の花の色の部分をアレンジしたものだ。青は青く、そのままの阿弥陀仏のお慈悲に譬えでよく使われる。ここに私をいれることで、この私のままでいいという意味で付け加えたのだろう。
しかし、我を否定し私を否定いくことが仏教の教えである。このままの私では駄目であり、この私をそのまま来いよと阿弥陀仏はお慈悲を届けてくださるのである。
ここを主客逆転をすると、このままでいいんだと勘違いをしてしまうのである。このままで行けない私がそのまま阿弥陀仏がおすくい下さるのである。
だから、「私色私光」ではなく、やるならば「汝色汝光」である。

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