法然聖人が四国へ流される際に漁師が訪れた。「私は生まれながらにして漁師で生まれさんざんに殺生してまいりました。この身を後生をお助け下さい」すると法然聖人「助かる法はいとやすし。阿弥陀如来の本願には善人も悪人も隔てがない。ただ疑いなく念仏を称えなさい。そなたの往生は疑いがない」「されば漁をしながらでも」「念仏を忘れなさるな」「これは善きことをききました。」