19C、スイスにアンリ・デュナンという医者がいた。サルジニアとオーストリアの独立戦争の際、従軍医者として多数の使者を目撃したデュナンは敵味方隔てなく手当てを始めた。この経験からデュナンは国際赤十字の組織旁をはじめ、国境民族宗教を超えた医療団体を組織したのである。本当の愛には偏りがない。偏りのある愛は、仏教では渇愛といい立派な煩悩である。