盤珪和尚のもとに、しばらく宿を貸してほしいとある僧侶が依頼してきた。その僧侶は悪い評判の立つ僧侶であった。「断りましょう」と他の弟子たちは言ったが、盤珪和尚は、「悪心を持つものの為に仏法はあるのだ。悪心を翻して善心を得るならば、私の本意だ。」といって、受け入れたのである。