恵んだという驕り

サミュエル・ジョンソンというイギリスの文学界の大御所の話でエピソード
ジョンソンは浮浪者を見ると小銭を恵む人であった。ところが、その浮浪者がもらった丘でタバコを買っている。友人がなんだか騙されているみたいじゃないかというと、
「いや、タバコを買うぐらいの楽しみがあってもいいじゃないか。だまされてなんかない」
と返した。
こちらは人に何かをすると、すぐに返りを求めたがる。本当の恵は一方通行である。

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