貝原益軒は優れた植物学者でもあった。牡丹が好きで牡丹園を庭に作っていた。ある日、若い弟子が相撲を取っていたら牡丹の花のいくらかつぶしてしまった。怒られるのを覚悟で益軒に謝りに行くと。益軒は「私はたのしむために牡丹を育てているのであって、怒るために作っているのではない」と咎めなかったという。