径山寺

今回ご紹介の「径山寺」は、仏教用語ではないのですが、日本の文化や西光寺チャンネルでも登場するお寺でありますのでご紹介をさせていただきました。

 径山寺は、七四五年、唐の時代に禅宗の宗派の一つである牛頭宗として開かれました。その後、宋の時代になると、臨済宗へと変わります。場所は、浙江省杭州市の径山です。上海の南西部に位置します。臨済宗に変わってからは、五山の一つとして代表的な寺院となりました。

 日本からはアクセスのしやすさから、留学先として人気となりました。そして、留学僧が学んできたのは仏教だけではありません。文化も学んできました。

 十三世紀、覚心はなめ味噌の製法を現在の和歌山県に持ち帰り、金山寺(径山寺)味噌となりました。

 そして、金山寺味噌の製造過程で出る液体を発展させてたまり醤油となりました。

 茶道においても、径山寺で行われていた儀式や茶道具が、留学僧により日本に伝えられています。西光寺チャンネルでは「シンゲタ」で、径山寺に留学した平四郎の話を配信しています。是非ご覧ください。

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