西遊記で、孫悟空がお釈迦様から逃げようと遠くへ行こうとすると、結局はお釈迦様の手のひらの上であったという描写があります。一見すると、仏さまからは逃げられないと受け取れます。別の見方をすると、どんなことがあっても仏さまの手の中であり、浄土真宗では、我が人生はいかなることがあろうとも、阿弥陀如来のすくいの御手の中と味わうことが出来るのです。