無量寿経の別訳に「大阿弥陀経」という経典があります。このなかに、法蔵菩薩は兆載永劫の修行を積んで阿弥陀仏と成りますが、その自己の善業と修行の功徳を善人ならざる人に回向して、彼を仏の国に生まれさせる、とあります。善人ならざる人(悪人)は地獄ではなく仏の慈悲によって安楽国(極楽)に生まれるとある