仮名(けみょう)

)

 先日役場へ行きました。マイナンバーカードを家に忘れてしまいました。必要書類を出してもらえません。私はここにいるのに、職員さんは私と認めてくれません。職員さんからみる世界では、マイナンバーを忘れた私は、私ではないのです。同じ世界で生きているようで、それぞれ違う世界で生きているようです。

今回ご紹介の「仮名(けみょう)」です。「かな」と読みそうですが、仏教語としては「けみょう」と読みます。今回は仏教の世界観に関わる言葉のご紹介です。仏教では、すべてのものは様々な(えん)がつながり仮に成り立っていると説きます。

 私というのがまさにそうです。さまざまな生命の流れ、縁が重なり私を構成しています。その私も証明証を忘れれば、役場では私ではなくなるのです。

 すべてのものは移ろい変わるので実体はないのですが、それでは困るので仮に名が付けられていると仏教では世界を見ていきます。

 また、「かな」と読むときには、僧侶(そうりょ)がなにかしら仮名(かな)文字(もじ)で教えを残したものを指しています。

saikohji
  • saikohji

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です