人は死んだらなぁ

葬儀をして火葬場での待合で小学生の子が師について悩んでいるのを聞いた。
その後の還骨勤行の時に伝えた。
人は死んだらどうなるのだろうか。いつしか人は真剣に考えるようになった。そして宗教が生まれた。
僕らは死んだら極楽浄土に生まれて仏さまにならせてもらうと聞いている。
仏さまになったらどうなるのか。
例えば、運動会のリレーを思い出してほしい。バトンをもらって自分の区間を走り終わって、次のランナーにバトンを渡す。
バトンを渡したランナーはどうするか。自分の番は終わった家に帰ろうとなるか。違うだろう。今は知っているランナーを応援するだろう。
今、亡くなった人は自分の区間を走り終わった。そしてら、草葉の陰で休んでいる暇なんてない。今、人生という区間を走っているランナーを応援している。仏さまに生まれ変わるという事は、今生きている人を応援しているという事なんだ。
仏さまと私をつなぐ言葉が南無阿弥陀仏という念仏だ、これは、仏様のエールなんだ。

という話をさせていただいた。南無阿弥陀仏

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