はじめの一歩 阿弥陀経を学ぶ
2024年3月13日
12日の定例法座は、初めの一歩として阿弥陀経を学んでいます。今回は、阿弥陀仏の名の由縁をお釈迦様がお説きになる場面です。
経文と私なりの訳です。
〇 舎利弗・●於汝意云何・彼佛何故・號阿彌陀・舎利弗・彼佛光明無量・
舎利弗よ、その国の仏の名を何故阿弥陀というのだろうか。舎利弗よ、阿弥陀仏の慈悲の光はどこまでもはてしなく、
照十方国・無所障礙・是故號阿彌陀・又舎利弗・彼佛寿命・及其人民・
すべての国々を照らしていて、遮るものがない。だから阿弥陀というのだ。また舎利弗よ、阿弥陀仏や浄土の人々の寿命も限りがない。
無量無辺・阿僧祇劫・故名阿彌陀・舎利弗・阿彌陀佛・成佛已来・於今十劫・
だから阿弥陀というのだ。舎利弗よ、阿弥陀仏は仏に成られてから、十劫というはるかに長い月日が経っている。
又舎利弗・彼佛有無量無辺・声聞弟子・皆阿羅漢・非是算数・之所能知・
また舎利弗よ、阿弥陀仏のもとには数えきれない教えを聞く弟子たちがいて、皆阿羅漢というさとりを得ている。
諸菩薩衆・亦復如是・舎利弗・彼佛国土・成就如是・功徳荘厳・
菩薩たちも同じで、数えきることができない。舎利弗よ、阿弥陀仏の国は、このように厳かなのだ。