下品
2026年1月26日
「下品」、皆様は何と読みますか。「げひん」と読む方が多いかと思われます。仏教では「げぼん」と読みます。「げひん」と読みますと、品がない、汚いしぐさという意味で用いられます。
では、仏教ではいかがでしょうか。「品」とは古代インド語で、まとまり、種類という意味です。今期の初めの一歩で学び始めた『観無量寿経』の中で、極楽浄土に往生する人々を種類別に分けた場面があります。上品、中品、下品と分けます。さらにそれぞれを上生、中生、下生にわけ、上品上生といったように九種類に分けられます。九品寺、九品の滝などはここが由来です。
上品、中品の人々は仏教の教えを守る人々です。下品の人々は、様々な悪行をする人々です。下品下生となりますと、仏教では最も重たい罪である五逆・十悪を行った人の事です。しかし、そこではじめて南無阿弥陀仏と念仏を称えることが説明されます。『観経』最後には、このお経の要は何ですかと問われた釈尊が「阿弥陀仏の名を保て、南無阿弥陀仏と称えよ」と言われます。
親鸞聖人は、この念仏の教えに導かれました。今からでも遅くはありません。毎月十二日の初めの一歩で『観経』を学んでみませんか。