見る人は見ている 一日一法話

見る人は見ている

見る人は見ている人を見るし、見ていないことをも見る。見ない人は、見ているのも、見ていないことも見ない。『ウダーナヴァルガ』初期仏教経典の一説だが、この前半を阿弥陀仏はと主語を置きたい。見る事も見ないことも見ているのである。すべて御存知である。そのうえですくおうとされたのだ。もったいないもったいない …
快楽と錯覚する 一日一法話

快楽と錯覚する

まどえる人の楽と思うは、苦をもって、楽とおもえるなり鉄眼道光師 われわれが求める楽しさや快楽はともすれば、苦のもとではないか。苦になるとも思わずに手を伸ばしているのではないだろうか。…