いろもかたちもましまさず

極楽浄土を、この世の延長で考えている人が多いと思う。僧侶もそのように語ることで情緒深い話がしやすい。
例えば、亡き人が浄土にいます、、、といった話はとてもわかりやすい。
だが、娑婆の感情を持ち込むとどうしても好き嫌いが生じる。
浄土の本当の有難さは、娑婆の感情をすべて置いていくことなのだ。なぜ、親鸞聖人がいろもかたちもましまさずと言われたのか。それは、娑婆の感情を一切取り払った世界だからなのだ。
この世の濁りをすべて濾過して、澄み切った浄土こそが真の浄土なのです。この世の好き嫌いは関係がない世界なのです。

南無阿弥陀仏

saikohji
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